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インドネシアのアーユルヴェーダ漢方JAMUジャムウ

ジャムウって聞いたことありますか?

インドネシアやバリ島に行ったことのある方なら、ご存知かもしれませんね。

ジャムウとはインドネシアの伝統的な薬草療法です。その起源は古く、千年以上も前にインドからヒンドゥー教と共にアーユルヴェーダが伝わって以来、インドネシアに自生する植物を使って改良されてきました。

インドネシアでは、地域によっては今でもジャムウ売りのおばさんが毎朝、やってきて、体調や気になる症状に合わせて植物を選び、漢方ドリンクを調合してくれるのだとか。
「富山の薬売り」をもっとナチュラルにした感じ?なんだかいいなあ~。

現代では、特に都会ではこうもいかないので、薬局で薬のように売っているそうです。


このジャムウのお店が、シンガポールではカトンというエリアに多くあると聞き、行ってきました。こうなると、ほとんど『世界ふしぎ発見!』のノリです(笑)。

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カトンは、マレーと中国、ヨーロッパの文化が融合したプラナカン文化が感じられるところ。

プラナカンとは、15C頃に貿易の拠点だったマラッカにやってきた中国人がマレー人など現地の人々と結婚したことから始まったと言われます。彼らは、中国とマレーの文化をベースにアジアやヨーロッパの文化を融合させて独自の文化を創りあげました。

このカトンでは、特に富裕なプラナカンたちがかつて競い合うように瀟洒な邸宅を築いたと言います。


そんなカトンにマレー文化が色濃く感じられる一帯があります。ジャムウのお店もそのあたりにたくさんありました。

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商品はいっぱいあるのですが、どれにも英語の説明がなくて、何が何やら…。

パッケージから用途のわかるものを選びました。
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これはわかりやすい(笑)。

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美白効果のある石鹸。

ジャムウは、治療目的だけでなく、美容や強壮作用を謳ったものも数多くあります。

猫のデザインがかわいい!これは完全にジャケ買い(笑)。
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裏を見ると、効能が漢字で書いてありました。
腰痛や骨の痛み、皮膚病、腹痛、歯痛、虫刺され、耳痛などによいらしい…


どのお店にも所狭しとジャムウの商品が置いてありました。見ているだけでも”何に効くのか”いろいろ想像力がかき立てられて楽しかったです。


見る楽しみの後は、食べる楽しみ!ということで、客家擂飯へ。
ここのサンダー・ティーライスが食べたかった~!
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ご飯(白米と玄米があり、どちらか選べます)の上に煮干しやピーナッツ、インゲン、青菜、細かく刻んだ揚げ豆腐がのっていて、それにお茶をかけて食べるのです。このお茶、お茶として飲むと最高にマズイですが、ご飯にかけるとほのかにミントの香りがしておいしい~!

擂は、擂るという意味なので、このお茶もいろいろな葉っぱをすりつぶして抽出したものらしいです。

ベジタリアン向けビビンバにお茶漬けを合わせたものといったところでしょうか。
飲んだ後のシメご飯、または暑くて食欲がない時にいいですね。

by homeotalk | 2014-04-10 20:35 | 日常のこと
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(株)スタンダードホメオパシーのあれこれ日記


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