東京スクールオブホメオパシー代表の黒澤今日子です。
「沈黙は金」「雄弁は銀」という言葉がありますね。
神様が人類に贈った最高の楽器は何か。バイオリン、ピアノ、ハープ。。。と答える人も多いかと思います。でも、もしかするとその楽器は「声」かもしれません。歌声、母の声、歓喜の声、声には人を揺さぶる何かがあります。
ホメオパシーのレメディには、「銀」から作られたArgentum metallicum(アージェンタム・メタリカム)というレメディがあります。このレメディを必要とする人には、「Silver tongue(雄弁)」(まさに銀色の舌と持つ)と称される演説家や「人の心を揺さぶる声」を持つ人が多いと言われ、この二つの才能と知性を併せ持つ人が多いのです。
Silver Tongueを使って論争する法律家や商品の魅力をアピールするセールスマン。「人の心を揺さぶる声」で人を魅了する歌手や俳優。
彼らはその能力と知性で、自らを表現し、生きて行きます。
ところが時にその武器とも言える「声」に問題を抱えやすいというもう一つの側面があります。ひどい咳にみまわれたり、声帯にポリープが出来たり、声が出なくなったり、ついには自分を表現できなくなってしまったりと。
そんな人たちに役立つレメディがArgentum metallicum(アージェンタム・メタリカム)という銀から作ったレメディなのです。
先日ベン・E・キングさんが亡くなりました。76歳というご高齢で、このレメディを必要とされた方かはなんともわかりません。しかし、けっして裕福とは言えない環境に生まれた彼が、「神様からの最高の贈り物の声」で、多くの人の心を魅了したことは間違いありません。
1961年の「スタンド・バイ・ミイ」が聞こえてくるようです。ご冥福をお祈りします。